気温が高くなってきて、薄着になると気になるのが、ボディラインです。分厚い服で誤魔化せなくなってくるので、ダイエットを意識する方が増えます。そして、色々なダイエット法があるので、どれを信じて良いのか分かりません。しかし、間違いなく効果の出る方法があります。それは、今までと全く同じ食事内容を、ただ「ゆっくり噛んで食べるだけ」というものです。
東京工業大学大学院社会理工学研究科の研究グループは、被験者が300kcalのブロック状の食品をできるだけ急いで食べたときと、よく噛んでゆっくり食べたときとで、食後のエネルギー消費量の違いを比較しました。その結果、早食いチーム(完食まで平均1分43秒、咀嚼回数は137回)が体重1kgあたり7calのエネルギー消費だったのに対し、よく噛んで食べたチーム(完食まで平均8分17秒、咀嚼回数702回)は、180calを消費しました。咀嚼回数を5倍強にしただけで、消費エネルギーはなんと約26倍になりました。
「早食いをする人は食べすぎて太る、ということは以前から知られていました。でも、この実験によって、同じ量を食べたとしても、ゆっくり食べる人のほうが体形はスリムなことが実証されました。それは、ゆっくり噛むことによって、胃から腸にかけての血流がよくなり、代謝が上がるからだと考えられます」と説明しています。
この結果から、食事が同じ量、内容なら、体重60kgの人で1年間で1.5kg以上の減量になるようです。早食いが太る理由は、食べ過ぎることが主な原因と考えられてきました。しかし、上記の実験からそれだけではないことが判明しています。いきなり噛む回数を5倍にするのは、難しいですが、2倍くらいから増やしてみませんか。それだけで、食べたいものを我慢するようなダイエットや、余計なサプリメントを購入する必要がなくなると思いますよ。
by ベクトル
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