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肉を食べない⁉

 「肉を食べれば元気になる」という主張はたくさん見られ、高齢者に肉を食べるように薦める医師や専門家も多いです。しかし、統計的に見ると赤身の肉を多く食べる国の人は、病気をしがちで短命であるというデータがあります。また、最近の研究では、とくに高齢になってからは、長寿遺伝子に異常を引き起こすアミノ酸を含む動物性のタンパク質を減らし、植物性のタンパク質に変えたほうが病気になりにくいことが証明されています。高齢になったら摂取するタンパク質を肉から魚へシフトするほか、大豆などの植物性たんぱく質に切り替える方が良いと言われています。
 糖質制限が、流行した時に炭水化物の摂取量を減らし、タンパク質をその分多くとることが良いと言われていました。そして、それを実践した人は、体調を崩す人が増えていました。イタリアやギリシャなど地中海沿岸に住む人々の「地中海食」の方が、身体には良くて長寿です。昔の日本人も、これと似たような食事をしていました。だから、地中海諸国と同様に、日本も世界的な長寿国として知られています。日本食の場合は、魚に加え、海藻など食物繊維の多い食べ物、それに味噌や納豆、漬物などの発酵食品が多いのが特徴です。
 ところが、現代日本人の食生活を見れば、すでに魚中心から肉中心のメニューに変化していて、スーパーなどの手頃なお惣菜も、肉をメインに用いたメニューが多くなっています。魚メニューにシフトする方が良いといっても、たくさん食べる必要はありません。そして、マグロやカツオのような大型魚よりは、アジやサンマ、イワシ、シラス、ちりめんじゃこなどの小さな魚のほうが、栄養価も高いのでお薦めです。
 また、魚のほかに、大豆などの「植物性のタンパク質」を増やしていくことも、若々しさを保つためには重要です。豆類のほか、ブロッコリー、アスパラガス、アボカド、バナナなどにも植物性タンパク質は多く含まれています。最近の研究でも、高齢になってからは、動物性のタンパク質を減らし、植物性のタンパク質に変えたほうが病気になり難いことが証明されているので、切り替えていきたいですね。
by ボヤッキー
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