メインのおかずやサラダ、お菓子など、手軽で使い勝手が良く、常にストックしてあることも多い卵ですが、うっかり賞味期限を切らしてしまった…ということはありませんか? 捨てるのはもったいないし、とはいえ、傷みやすいイメージもあり、特に生で食べても大丈夫なのか心配な食材でもあります。
「賞味期限」と「消費期限」の違い
消費期限
未開封のまま、書かれた保存方法を守って保存していた場合の「安全に食べられる期限」。お弁当、サンドイッチ、ケーキなど、傷みやすい食品に表示されています。基本的に「期限を過ぎたら食べられない」と考えます。
賞味期限
未開封のまま、書かれた保存方法を守って保存していた場合の「品質が変わらずに美味しく食べられる期限」。スナック菓子、カップめん、缶詰、ペットボトル飲料など、消費期限に比べて傷みにくい食品に表示されています。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
卵の賞味期限は?
フランスでは少し寝かせた卵のほうがおいしいとされているそうで、一定時間を置いた卵の方が、食感や白身の泡立ちもはるかに上だそうです。日本では、卵の賞味期限は「夏場に生で食べる」ことが前提になっており、年間を通してパック後2週間(14日程度)を賞味期限としているところが多いようです。
卵の賞味期限は「安心して生食できる」期間です。期限を過ぎた卵は加熱調理をして食べることが可能です。加熱調理とは、卵単食なら70℃で1分以上、他の食材と混ざる場合は75℃で1分以上加熱します。ただし、涼しい季節であったり冷蔵保存されていたものならともかく、夏期に常温で保存していたものなど、保存状態によっては避けた方が無難な場合もあります。
次回は卵の保存方法などについて、ご紹介いたします。
by chirune
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