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卵は、身体に良くない?

  卵は、ほぼ完全栄養食であり、積極的に食べてほしい食材です。そんな卵ですが、卵の黄身にはコレステロールが多く含まれており、卵を食べ過ぎてしまうと血中コレステロール値が上昇してしまうため、「卵は1日1個まで。」という認識が強いかと思います。では、本当に卵の食べる量は、1日1個までにしないと身体にとって良くないものなのでしょうか。
  先日、アメリカの医学誌JAMAにおいて、卵を週に3~4個、または、コレステロール摂取量が300mgを超えて摂取した場合に、心疾患のリスクが上がるという論文が発表されたとのことです。研究結果から見ると、やっぱり卵の食べ過ぎは良くない、と考えられます。しかし、研究対象者(29,615人)は、1日1回食事の内容を自己申告するという、かなりアバウト?な食事内容の把握をされていたようです。確かに、卵やコレステロール値が高いものを多く食べると、血中の悪玉コレステロール(LDL)は増加します。しかし、それと同時に、善玉コレステロール(HDL)も上昇し、血中のコレステロール値のバランスをうまく調整するように、我々の体内では働いてくれています。
  卵が、身体に良いからといって食べ過ぎることは良くないですが、これはどんな食べ物でも同じです。身体に良いからと同じ食材を偏って食べるのは、身体にとっては良くありません。だからと言って、卵を目の敵にするような扱いをせずに、素晴らしい卵の栄養価を考えると、1日1食くらいは、食べる意識付けをしてみても良いと思います。また、それくらいが丁度良いのかもしれません。
By kota
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