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取り組み方で効果は変わる

 健康に目を向けるようになって、トレーニングや運動をされる方も増えています。しかし、その反面トレーニングや運動を行うことで、怪我や体調を崩すなどの事例も少なくないようです。実際、トレーニングは一つの種目でも、負荷や可動域、持続時間、動作スピード、セッティングなどの取り組み方が変わることで身体に対する反応も大きく違ってきます。個人個人の身体的特徴、またその日その日によって取り組み方は変わるものなので、これが正しいと言われる方法はありません。もちろんトレーニングを行う際、一つの種目だけを行うわけでなく、複数の種目を組み合わせると思います。そうなると同じ方でも種目毎に、取り組み方は変わってきます。自分の身体の特徴なんて気にしたことがない状態で、一人でどう取り組めばいいかなんて、ほとんどの方が分からないです。誤った形で取り組んでしまうと、身体を改善するどころか、身体を悪くすることにも繋がってしまいます。しかし、取り組み方がその人に適していると、運動の効果は計り知れません。運動は、動く生き物である人にとっては、年齢を問わず絶対に必要な物です。
 二か月前から当方を利用されている方で、自分で一年半以上約2時間のハードなトレーニングを週二回以上行っていても、ほとんど変化がないと悩んでいる20代女性の方がおられます。当方では「30分の運動+25分の施術を兼ねた身体の状態のチェック=55分間」で取り組んでいただいています。25分の施術時間は、トレーニングをより最適に行うために身体の状態の把握(関節可動域や筋肉の張り等)、次回の運動での課題、目標等を確認しています。週に一回で30分だけの運動ですが、最近は「駅の階段が上がりやすくなった、肩こりがましになってきた、脚の形が変わってきた」など2時間のトレーニングをしていた時にはなかった変化を実感していただいています。しかし、「何故週に一度の30分の運動で、こんなに効果が出るのか、不思議だ」と言っておられます。運動を適切に行うことが、人間本来の機能が取り戻され、身体を正常な状態にしてくれることになります。
by コオロギ
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