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口の中の細菌

 口の中にも、腸の半分くらいの細菌がいるようです。口の中の細菌は、食べカスだけでなく、新陳代謝によってはがれ落ちた舌や歯茎の粘膜等も食べます。口臭の強さは、口の中の細菌の数とその種類、口の中に残った食べカスなどによって決まると言われています。
 口の中には、驚くほどたくさんの細菌がいるわけですが、特に歯の表面や、歯と歯茎のすき間などに多く集まっています。それ以外にも、舌や唾液の中にも存在していますが、やはり虫歯や歯周病の原因になる菌は、「歯」と「歯茎の中」に多く生息しています。細菌の種類は、約300~約400もあると言われていますが、その中でも特に有名なのが、「う蝕の原因と言われるミュータンス菌等(虫歯菌)」と「歯周病を引き起こす、ポルフィロモナス ジンジバーリス(Pg菌)等の歯周病菌」です。寝起きの口臭がきつくなるのは、これらの細菌が睡眠中に増殖するからといわれています。
 睡眠中に菌が増えるのには、2つの要因が関係しています。大人も子供にも共通しているのですが、「唾液の量」と「舌等の口の中の汚れ」です。睡眠中は神経がリラックスして、身体全体が完全なお休みモードになります。実は、睡眠中は口の中で唾液の量が少なくなるため、虫歯菌や歯周病菌などが活発に活動を始めて、起きている時よりも虫歯や歯周病になり易い環境になります。また、寝ているときに口の中に汚れが残っていると細菌がそれを食べて口臭の原因物質をたくさん作ることが分かっています。
 朝と寝る前に歯磨きをするのは、ほとんどの人が習慣付いていることだと思いますが、朝の歯磨きと寝る前の歯磨きは、目的が違うそうです。朝は菌を体内に入れないために、寝る前は口内の菌を繁殖させないためにと言われてます。菌によっては、病気の原因になることもあるとのことなので、気を付けたいですね。睡眠時は、起床時より唾液の量が少なくなることを考えると、口呼吸ではなく鼻呼吸にすることが望ましいようです。口臭、虫歯予防のためにも普段から鼻呼吸を意識するようにしたいですね。
by グランブラー
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