英ラフバラー大学の研究チームは、約9600人分のBMI(身長と体重から算出される肥満度を表す指数)に加え、ウエストとヒップ回りの数値を調べて、更に“脳”をMRIで撮影し、そのデータを解析したところ、BMIとウエスト・ヒップの数値の両方が最も高いグループは、脳の灰白質の容積が最も小さいという結果が出たという衝撃的な調査結果を発表しています。つまり、肥満は糖尿病など生活習慣病の原因になるだけではなく、認知症に代表される脳の病気の原因になる可能性が極めて高いと言うことです。
太っている人の9割以上は、“食べすぎ”が原因なので、食欲をコントロールすることこそが減量へのいちばんの近道です。食欲がわいたり、収まったりするのは、脳が大きく関与しています。具体的には、脳の真ん中に位置する視床下部が、低血糖を感知して“お腹がすいた”と信号を出します。逆に、食べ物で胃が満たされると視床下部の中にある満腹中枢がそれを察知して食欲を抑えてくれます。これらの脳の働きが正常なものであれば、食べ過ぎるということはありませんが、脳はしばしば“ニセの食欲”にダマされます。食べることによって“幸せホルモン”とも呼ばれる脳内物質『セロトニン』が分泌され、快楽をもたらしてくれます。その時の心地よさを脳が覚えてしまうと、空腹ではないのに“ニセの食欲”が沸いてくることが、食べ過ぎによる肥満を招く大きな原因です。
また、「ストレスでドカ食いした」という話はよく聞きますが、ストレスを感じることによってセロトニンの量が減って、食べることで「安らぎ」「快楽」に返還させる行為だったことが、このメカニズムで分かります。更に、ストレスによる睡眠時間や質の低下も、必要以上に食欲を増進させてしまうことに繋がってしまいます。
ストレスを感じたら、食べることで解消しようとせず、身体を動かすことで、副交感神経を誘導してあげてください。ストレス解消とダイエットの両方が手に入りますよ。
by 珍香鈴
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