肥満の子供が増加し、メタボリックシンドロームとの関係が問題視されています。現在では小児期メタボリックシンドロームの診断基準が設けられ、早期発見、予防の取り組みが求められています。小児肥満の子供は、その約70%が成人肥満に移行するといわれ、また高度の小児肥満は、高血圧、糖尿病、脂質異常などの生活習慣病を合併する可能性も高くなります。
早期の予防にはまず以下の3点を実施することが非常に大切です。
〇バランスの良い食事
肥満は偏食や過食が大きな原因です。
バランスの取れた食事を決まった時間にとるように心がけましょう。
〇十分な睡眠
睡眠不足、夜型の生活は肥満になりやすいといわれています。
生活リズムを見直し、早寝早起きを習慣にしましょう。
〇運動習慣
肥満予防に最適なのは運動です。
苦手意識を無くし、運動するのが楽しいと思えるような工夫をしましょう。
ヨガは時間、場所を選ばず気軽に始められ、また深い呼吸に合わせて行うことで自律神経のバランスがよくなり、生活リズムが整いやすくなります。動物の名前がついているポーズも多いので、子供でも親しみやすく、楽しく取り組むことが出来ます。今回は、動物の名前のポーズを二つご紹介します。
〇カメのポーズ
1.床に座り両膝を軽く曲げて足の裏を合わせ、息を吸って背筋を伸ばします。
2.息を吐きながら上体を倒し、膝の下から両手をくぐらせ足首を持ちます。
3.息を吸いながら再度背筋を伸ばします。
4.息を吐きながらさらに上体を前に倒します。この姿勢で呼吸を5回ほど繰り返します。
腿の裏側が伸び、股関節の柔軟性も高まるポーズです。
〇バッタのポーズ
1.床にうつぶせになり両手を体側に置き手のひらを上にむけます。
2.息を吸いながら両手、両足を床から離し、頭と胸を持ち上げます。目線は斜め前方にしてこの姿勢で呼吸を5回ほど繰り返します。
体幹を強化し、自律神経を整える効果も期待できるポーズです。
ポーズ名の動物をイメージをしながらご家族やお友達と楽しく実践してみてくださいね。
by ヨガインストラクターChieko
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