コロナ禍において、学校生活でも厳しい制限が続くなか、一部の小中学校で保健室登校や休みがちな子が増えているようです。1年以上続くコロナ禍でストレスを発散できず、大人にも相談し難く「保健室に来る生徒が途切れず、驚いています」と養護教諭らは危機感を強めています。
関東地方の公立中学校の養護教諭は、5月の大型連休明け以降、朝の始業直後から1日に10人以上が「気持ち悪い」「おなかが痛い」などと相次いで訪ねてくると言っています。遅刻や早退を繰り返したり、欠席が続いたりする生徒は、以前からの不登校を含め、例年より多くなっているようです。保健室に来る子の中には「朝までゲームをやっていて寝ていない」と連休中、外に出られずゲームやインターネットに没頭し、コントロールできなくなったとみられます。生活の乱れのほかにも、「自分に自信が持てない」という相談や、持久走で体調を崩す子が多くなっています。東京都内の公立小学校でも、保健室登校や休みがちな子が、例年より大幅にふえており、家庭内の不和や精神面の悪化にも繋がっているようです。
さらに、修学旅行などの行事が、軒並み中止になり、こうした児童の気持ちや人間関係が好転するきっかけが失われたとみられています。東京都内の区立中の50代男性教員は「食が細くなっている子が増えた」と言っています。給食を「減らしてほしい」と戻しに来る子がクラスに数人ずついるようです。また、大会を控えているため、特例で部活動をしていても、食が細っている生徒も多くなっているようです。運動不足のせいか、コロナのストレスなのか、食欲がわかないようで、頭痛や気分の悪さを訴えて、週1日ほど学校を休む生徒が増えているようです。
対策としては、子供のストレスの原因を確認して、できるだけ寄り添うようにしてあげることで改善は期待できます。忙しく、ご自身もたいへんと思いますが、状況が把握できない子供には我々大人以上のストレスとなっていますので、できる限り寄り添うように心掛けてくださいね。
by 太久籠
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