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尿漏れが治った!

 「骨盤底筋」とは、いわゆるインナーマッスルの一部です。骨盤の底や内側にいくつもの筋肉が集まった総称で、骨盤周辺の内臓を支えている複数の筋肉のことで、「骨盤底筋群」と呼ぶこともあります。「骨盤底筋群」の機能が低下すると、身体にさまざまな悪影響が及びます。代表的なものとして、「尿漏れ」「膣のゆるみ」「便秘」などがあります。どれも加齢や出産後に多い症状だといわれていますが、最近は、出産経験のない若い女性にも増えていて、30代女性の半数以上が「尿漏れ」したことがあるという調査もあります。また、骨盤底筋を鍛えると、胃下垂によるポッコリおなかや、子宮や直腸が膣から脱出してくる疾患「骨盤臓器脱(性器脱・子宮脱・膣脱)」などの予防にもなり、トレーニングの恩恵が多い筋肉です。
 当方を利用されている80代の女性は、BTP(当方の運動療法)を担当させていただくようになって、約1年ほど経って、つい最近その方から「恥ずかしいんですけど、実は最近、尿漏れしなくなって…」とカミングアウトされました。ちょうどその時、レッグアダクションという、内転筋群をトレーニングするマシンに取り組んでいた時で、「これが効いてるような気がするんです」と、ズバリ正解を言い当てておられました。 内転筋群と骨盤底筋群は、近接の部位に当たり、相互作用しやすい関係にあると言えます。特に内転筋群の動作時に、しっかりと呼吸を行うことで、骨盤底筋群の拮抗筋(表裏一体の関係にある筋肉)にあたる横隔膜が、しっかりと働くのでより骨盤底筋群の働きが活性化されやすくなるのです。
 最近では、尿漏れ専用の生理用品が、多数販売されるようになり、20代の若年層でも尿漏れに悩んでる方が増えているようです。もちろん運動するメリットは他にも多数あります。気持ち良く身体を動かして、身体の悩みを根本から改善しませんか?
by chirune
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