セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用のあるホルモンです。そのためセロトニンを増やすことで精神的な安定が得られると言われ、「幸せホルモン」などと呼ばれています。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。交感神経は、主に活動している時に作用し、副交感神経は、寝ていたり、リラックス時に作用しています。セロトニンは、この2種類の神経をうまく調節し、心のバランスを整えます。セロトニンには、生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などに関与し、起きている時にスッキリした意識にさせる・朝起きる時、体を活動する状態にさせる・痛みの感覚を抑制させる・など様々な働きがあります。セロトニンが少なくなるとこれらの働きがうまくいかなくなり、身体のトラブルが増えたり、神経症状も出てきたります。
セロトニンは、規則正しい生活をしたり、光を浴びたり、適度な運動をすることにより増加すると言われています。また、最近では、涙を流すことでもセロトニンが増えることが確認されています。涙を流すと交感神経から副交感神経に切り替わり、その際にセロトニンを分泌する神経が活性化され、セロトニンが増加するようです。更に、涙にはマンガンが多量に含まれていることから、鬱(うつ)病の原因物質の一部であるマンガンが涙と一緒に出すことでうつ病のリスクを軽減できると報告されています。
最近は、過度なコンピューターの使用、テレビやゲームなどによる夜更しや運動不足などセロトニンが低下しやすい生活、環境になってきています。少しでも日光を浴びる、適度な運動をする、映画を見て感動の涙を流す、などで心の健康にも繋げてくださいね。
BY SYU
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