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後頭下筋群

 後頭下筋は、首の一番奥にある筋肉群で、大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つの筋肉で構成されていて、顔や頭の向きを細かく調整していています。例えるなら、ビデオカメラの手ブレ修正と同じ役割をしており、すごく繊細で、常に細かい動きや姿勢の変化に対応し調整しています。目の動きに合わせて、顔の角度や向きを微調整しているので、資料を見ながらパソコン入力をするなど、顔を前後左右に細かく動かすように酷使していると筋緊張が強くなって、頭痛に繋がる代表的な筋肉でもあります。その理由は、後頭下筋群は特に筋紡錘(筋肉のセンサー)が発達していると言われていて、筋肉の緊張の状態を感知し続けると、周辺にある視床下部も刺激を受け、自律神経の状態にも大きく影響しているからです。
 現代人の生活習慣にはこの「後頭下筋群」の働きを過剰にしてしまう機会がすごく多く存在いです。
①デスクワークやスマホの長時間利用による姿勢の不良
 年齢を問わず崩れた姿勢の方が増加していて、ストレートネック(スマホ首)と言われるような身体に対して頭部が前方に突き出する形になる状態は身体の不具合に繋がり易いです。
②目の酷使
 後頭下筋群は眼球運動とも連動しているので、目を酷使することでコリが強くなってしまいます。悪化すれば慢性的な頭痛や眼精疲労になりかねません。
③冷え易い環境
 首の後ろに冷気が当たったり、首が冷えた状態でのデスクワークで緊張し易くなります。
 更に、パソコンやスマートフォンに関連するブルーライトは、人の目で見ることのできる光ですが、非常に強力なエネルギーを持っていて、眩しさを軽減させるために瞳孔を縮めようとして目を細め、目の筋肉を過剰に使ってしまいます。だから、長時間の利用には注意が必要です。このように現代社会には、便利になったがために身体にとって不都合な状況が多々あります。だからこそ、少しの意識が予防に繋がるので、スマホやパソコンの取り扱いに気を付けたいですね。
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