コラム

COLUMN

心身症

 心身症は病名ではなく病態の総称で、「ストレスが蓄積されたために身体に疾患が現れた状態」を表しています。ストレスによって発症する神経症、うつ病などの精神疾患とは異なり、ストレスに応じて体に明らかな器質的または機能的異常が現れる病態を言います。その病態は、循環器系、呼吸器系、消化器系、神経系、泌尿器系などと、あらゆる領域に現れます。日常生活で仕事や対人関係などの心理社会的ストレスで発症・悪化することが多く一般的治療では改善困難と言われていて、過敏性腸症候群や気管支喘息、胃潰瘍などは代表的な疾患です。
 ストレスを受けると交感神経系と呼ばれる自律神経や副腎皮質ホルモンなどのホルモン分泌が盛んに機能するようになり、心理面、行動面、身体面にさまざまな反応が起こるようになります。このような反応は本来であれば自分の身を守るための緊急で一時的な生理的はたらきですが、長期にわたり継続するとストレス障害となり、障害や疾病となって現れます。心身症は、そのようなストレス障害が身体面の病気として現れたものであるといえます。
 ストレスに対しては、筋トレ等の運動がすごく有効とされています。特に、筋トレをすると、メンタルに良い影響を与えてくれる様々な脳内ホルモンが分泌されるからです。具体的には、ドーパミンやノルアドレナリン、精神安定を司るセロトニン、リフレッシュし、気分が爽快となるβエンドルフィン、意欲向上に関わるテストステロンなどが代表的なモノです。特に、テストステロンの分泌量は多く、意欲向上の他に競争心を高める効果があります。20歳頃から低下していくテストステロンを筋トレで増やしていくことは、心身症の改善、予防に繋がります。また、筋トレでうつ病が予防できるという研究結果もあります。少しストレスを感じていたり、精神的に辛い状態の時こそ、是非筋トレをしてみてさい。終了後は汗と共に精神的にもスッキリすると思いますよ。
by コオロギ
にほんブログ村 健康ブログへ
クリックお願いします。

コラム一覧へ

人気の投稿

最近の投稿

アーカイブ

CONTACT

お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ

お問い合わせフォーム

06-6645-5885

上部へスクロール