コラム

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感染症に罹らない!

 新年あけましておめでとうございます。13回目のお正月を迎えさせていただくことになりました。たくさんの方のご支援の賜物と感謝し、更に精進していく気持ちを強く持って努めてまいります。何卒、変わらぬご支援とご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 最新のウィルスの研究論文によると、低い気温と極端な湿度(高すぎる湿度も低すぎる湿度も含まれる)がウイルスを安定させ、感染力を持続させると報告しています。気温が下がると、ウイルスの分解が遅くなり、感染者の口から飛び出た飛沫の中でコロナウイルスが長時間生存できるようになります。気温も湿度も下がる冬には、こうしてウイルスが長く残りやすい環境になるだけでなく、冬は、ウイルスが感染するの体の機能にも影響を与えます。冷たく乾燥した空気を吸い込むことで、気道を覆う細胞が、ウイルスが侵入したときに警告を発し、免疫細胞を呼び出し、ウイルスの行く手を阻む役割を持つインターフェロンを十分に作れなくなる等の免疫機能の低下が起こります。
 また、低い湿度も体の第一の防御壁である粘膜を乾燥させてしまいます。通常、気道を覆う粘液とその下に並ぶ繊毛(せんもう)は、共に異物を外に追い出す働きをします。粘液が侵入してきた異物を捉え、繊毛が粘液を動かしてベルトコンベアのようにそれを鼻や口まで押し戻し、体外へ排出します。しかし、空気が冷たく乾燥していると顔やのどの粘液まで乾燥させ、繊毛の運動が阻害されて侵入者を追い出せなくなります。
 しきりに「換気!換気!」と言っていますが、換気をし過ぎると免疫機能を低下させる冷たい空気や低い湿度という条件が大きくなってしまいます。冬に風邪やインフルエンザなどの感染症に罹り易くなるのは、低い気温と湿度によって免疫機能を低下させてしまうからです。普段から免疫機能を高めるために①適度な運動、②バランスの取れた食事、③良い睡眠で、体温を高い状態に保ってください。感染症には、しっかりと我々の身体の免疫機能に働いてもらうことです。そうすれば、感染症に怯えることなく良いお正月が過ごせます。
by ドクトル・ノブ
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