新型コロナウイルスの感染拡大に対して、「人的交流の制限」、「ロックダウン論」を強く訴える人が増えてきています。いったん世界中に感染拡大したウイルス感染症は、簡単には撲滅できないことは、世界各国が行ったロックダウンが一時的効果でしかないことで明らかになっています。それなのに今の日本の状態で人の移動の制限をすることに意味があるとは思えません。 某大学ウイルスの専門家は「何度も申し上げていますが、Go Toのせいにするのは筋違いであり、それを理由にしていては本当の感染対策がおろそかになり逆効果です。いま、感染者数が増えている主な理由は、①コロナウイルスの活動が活発な冬を迎えたこと②寒暖差が大きくなって人々の免疫力が落ちていることが大きな要因」と言っています。
ウイルス研究者の多くが、「新型コロナの感染を怖がることはない。それはウイルスのことを知り、感染対策の基本を守っていれば感染リスクはほとんどない。『手洗い』『マスク』『3密回避』『換気』『飲食時の大声や大皿禁止』などの対策でそうそう感染することはない」と断言しています。
にも拘わらず、その程度では心配だ、なんて言う人が増えているのはおかしなことで、これは基本ができていない受験生が「もっと高度な解法を教えてくれ」といっているようなものです。一般の人が、病人が大勢いて基礎疾患のある人がたくさんいる病院の感染対策をマネして完璧な感染予防をする必要はなく、基本的なことを守っていれば感染リスクは大幅に減らせるし、旅行をしようが会食しようが、ウイルスのことを理解し、簡単な対策を行っていれば問題ないと言っています。
コロナウイルスで知っておくべきことは、このウイルスは寒い時期に環境中に長く生存し、そして、空気が乾燥して飛沫が漂いやすくなるということです。また、人間の免疫力も寒暖差で大きく崩れ、寒さで体力消耗が大きくなるので、防衛体力が低下することで感染リスクが上がります。
寒くなると空気中に漂う飛沫が乾燥して微細粒子となるので、吸い込みやすくなります。また、口呼吸の場合は、少ない量で感染が成立してしまいます。更に、寒くなると人間の細胞の抗ウイルス力が低下するので、例えばこれまでは100個の感染性ウイルスで感染していたことが50個で感染するかもしれないのです。つまり、冬はウイルスが飛散し易い状態にプラスして、人の防衛体力が下がり、更に気の緩みが感染リスクを跳ね上げてしまいます。
各局の放送で、Go Toが犯人と取れる表現が多くなっており、政府も対策をそれに準ずるようになっているのは、すごく残念なことです。新型コロナウィルス感染症で亡くなった方が、約10か月で2000人を超えたと報告されていますが、その対策のために自殺する人が1ヶ月で2,000人を超えるようになっています。煽るような報道に惑わされず、正しい判断で過ごしていただければと切に願います。
by グランブラー
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