昨年12月、 認知症の人が暮らしやすい社会を目指す「認知症施策推進基本計画」を閣議決定されました。
四つの重点目標は、
1「新しい認知症観」の理解
2 認知症の人の意思の尊重、
3 認知症の人・家族等の地域での安心な暮らし
4 新たな知見や技術の活用 • 評価指標
「新しい認知症観」は、認知症と共に希望を持って生きることです。「認知症になったら何もできなくなるのではなく、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができる」と明記されたことは大きいでしょう。
2022年(令和4年)の認知症の高齢者とMCIと呼ばれる軽度認知障害(認知症の分かれ道? | 治療と運動|ATTiVO Body Care GYM参照)の人は推計で1000万人を超え、高齢者のおよそ3.6人に1人は認知症または予備群の状況です。以前と比べると認知症の理解も徐々にすすんでますが、未だに、認知症になると何も分からなくなるなどの社会的なとらえ方が根強く残ることも事実です。認知症を受け入れることは容易なことでなく、社会的な孤立につながっていることが指摘されています。
首相は「(認知症の人が)住み慣れた地域で、周囲の人とのつながりから、希望を持って暮らし続けられる社会を実現していくことが必要だ」述べられました。実際は、まだまだ認知症に偏見があったり、核家族化が進み社会的孤立、また身体的・精神的に脆弱なフレイル状態になってる高齢者が、自分らしく希望をもって暮らすことは、簡単に叶えられるのでしょうか。
遠い先と思わず、自身が自分らしく年を重ね、希望をもって暮らすために何ができるでしょうか。私のお薦めは、兎に角、身体をを動かすことです。自分らしく暮らすための体力、健康な精神の源は、運動にあると思っています。もちろん社会的理解や、行政や周囲の協力も必要ですが、自分でできる準備は今日からでも始められます。まずは、いつもより“10分”体を動かすことから始めませんか。
by 健幸運動志同士 みさぽん
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