新型コロナウイルスで死亡した人が世界で最も多いイタリアでは今月23日の時点で、死亡者の数は6,000人超となり、感染者も6万4000人となっています。オックスフォード大学の研究チームが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と死亡率に関する新しい論文を発表し、イタリアにおいて被害が拡大した理由を説明しています。
論文では、イタリアの世界2位の高齢化率と、若者が祖父母などの高齢者と頻繁に交流する傾向の2つが挙げられています。少子高齢化が進むイタリアでは、両親や祖父母と共に田舎で暮らし、ミラノのような都市で働く若者が多く、都市と実家の間のこの頻繁な行き来が、新型コロナウイルスの「見えない」感染を悪化させた可能性があると言っています。都市部で働いたり遊んだりする若者が、大勢の人と交流する場で新型コロナウイルスに感染し、それを家に持ち帰っている可能性があると考えられています。
高齢化社会が、必ずしも新型コロナウイルス感染症で壊滅的な被害を受けるわけではありません。イタリアは第2位の高齢化率ですが、第1位の日本は、23日時点で感染者数1,128人、死亡者数42人で、もちろん亡くなった方もおられるので安易に「被害は小さい」とは言えないですが、イタリアに比べるとその差はかなりあります。
日本は香港やシンガポールなどの近隣諸国とともに、アウトブレイク初期に検査体制を急速に増強し、厳格な渡航規制を実施した事などが功を奏したと言えるかもしれません。早く終息に向かえば良いですが、現状どうなるかわからないので、免疫力を低下を防ぐことが一番大切です。その為には、「適度な運動」「バランスの良い食事」「睡眠時間の確保」「ストレス発散」を意識して過ごすことが大切です。
by コオロギ
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