インフルエンザが流行っていると言われていますが、感染したら医療機関へ行く人は多いと思います。その時にインフルエンザと診断されて、薬を処方されますが、なんと世界の平均薬剤消費額の8倍以上を日本人は消費しています。また、インフルエンザ治療薬のタミフルの使用量は、世界の約80%を日本で消費されています。しかし、米国の研究者は、タミフルの長期使用はウイルスに耐久性ができることで、身体への影響を考慮すべきと日本人の消費に注意を促しています。さらに、全世界における処方薬以外の薬品の販売額は約10兆円以上で、その上位五カ国は日本、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダとなっています。日本では、一人当たり20,000円以上が消費されており、2位のアメリカの約8,000円を大きく上回っている日本は世界最高の薬依存国と言われています。
緊急性を伴う場面では、薬が必要なときもありますが、長期で使用したり、安易に使用することは病気の改善を遅延させたり、悪化させることに繋がり、健康に暮らせなくなると思います。確かに薬を使用することで、身体は一時的に楽になったり、数値が下がったり、症状は落ち着きます。しかし、治癒したことにはなっていません。日本人も外国人も、等しくインフルエンザに罹るのに、薬をのむのは日本人だけで、欧米ではインフルエンザでは基本的に薬は不要とされ、家で安静に寝ていることが推奨されます。タミフルをのんでも、期待できる効果は「1日早く熱が下がるかどうか」で、日本人がなぜそんなに熱心に抗インフル薬をのむのか、海外では理解されないようです。
更に、厚労省によると、74才以上の4人に1人が、1か月に7種類以上の薬剤を処方されていて、40~64才の世代でも5人に1人が5種類以上の薬を受け取っているようです。ちなみに、海外では「1度の診察で1種類の処方」が基本で、アメリカの研修医の教科書には「4種類以上のむ患者は、副作用で危機的状況にある」と書かれています。その基準から考えると日本の薬の処方は顕かに「おかしい」と言えます。
by 破易怒
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