暖房による体調不良が増加しており「暖房病」と言われているようです。
暖房病になる原因として
①「エアコンは上半身が暖まりすぎる」
エアコンやストーブで暖められた部屋の空気は上がるため、上半身とくに頭部が暖められることになります。頭痛の原因は脳血管が広がることでも起こりますが、頭部が熱を持つと冷やそうと脳血管が広がり頭痛の原因になります。また、頭部が暖まりすぎると自律神経が乱れて、慢性的な疲れ、眠け、不眠、耳鳴り、手足のしびれなどさまざまな症状も出ます。
『頭寒足熱』といって、頭を温めすぎず暖めるのは下半身にすることで、頭痛の予防すると共に冷え性を緩和する効果も期待できます。身体の端である足先は、なかなか血流が上手く巡らないためこの足先を積極的に温めることで、血流が促進されて冷え性が緩和されていくのです。
②「空気の乾燥がもたらす体調不良」
人が快適に過ごせる湿度は40~60%なのですが、冬の空気は乾燥している上に、暖房を入れると湿度がさらに20%台にまで下がります。人は不感蒸泄といって、呼気と皮膚から1日に1リットル近い水分を失っています。ところが、冬はあまり汗をかかないことで水分をあまり摂らないために『隠れ脱水』になりやすいのです。脱水が軽度なら口の粘つき、肌のかさつきですが、進行すると頭痛や吐き気といった症状が現れるようになります。
暖房病を防ぐためには、扇風機等で部屋の空気を循環させ、隠れ脱水の予防は、加湿器等を使い部屋の湿度を上げ、定期的に水分を補給しましょう。また、部屋の温度を上げすぎて外との寒暖差を大きくしすぎないことも大切です。部屋の温度は一定に衣類で体温調節を行い、ストレッチや日頃の運動で自身での熱産生も大切なポイントとなるでしょう。ついつい自宅でじっとしてしまいますが、人体最大の熱産生率を誇る筋肉を正しく動かしていつまでも健康でいたいですね。
by コオロギ
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