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朝風呂

 「朝、お風呂に入ることで目を覚ましてすっきりとした気分で1日をスタートさせる。」のように“朝風呂”を利用されている方も多いと思います。ただ、“朝風呂”は、メリットだけではなく注意すべきこともあるようです。
朝風呂のメリット
・体が目覚める。
 人は寝ている間、リラックス作用をコントロールする副交感神経が優位な状態にあります。入浴によって体温が上がり、交感神経が刺激されると同時に、血流が良くなって血圧が上昇することで、交感神経が優位になり、眠気が解消され、体がスッキリします。
 夜にお風呂に入る場合38°〜40°で15分程度しっかり浸かることで副交感神経を優位にさせ、睡眠の質がよくなります。反対に朝風呂の場合40°程で5分程度さっとつかることにより交感神経を優位にさせる事が可能になります。
・代謝が上がり痩せやすい体に
 朝風呂による体温の上昇は発汗を促進し、新陳代謝を向上させるため、脂肪が燃焼しやすくなり、ダイエット効果が期待できるといわれています。
・汗を流して体臭を抑えられる
朝風呂のデメリット
・「ヒートショック」の危険性
 ヒートショックとは、急激な温度変化が身体に及ぼす影響の事です。ヒートショックによる血圧の変動は、心臓に大きな負担を与え、最悪の場合、死に至ることもある恐ろしい症状です。夜より朝の方が体温が低いので、ヒートショックの危険性もあがるというわけです。
・脳梗塞や心筋梗塞の危険性
 私たちは睡眠中に大量の汗をかき、水分補給をせずに入浴すると、血中濃度が高まり、血栓ができやすくなり、危険が伴いやすいです。
これらの対策として、
・お風呂に入る前にコップ一杯分の白湯を飲む
・脱衣所を温めておく
 入浴前にあらかじめ体温を上げ、さらに室温差を最小限に抑える事により、ヒートショックの危険性を抑えることができます。
朝風呂のメリット・デメリットをしっかり理解し、正しく利用するようにしてくださいね。
by コオロギ
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