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柑橘類が血管に良い?

 柑橘類などフラボノイドの豊富な果物を多く摂取すると虚血性心疾患の発症予防につながると報告されています。虚血性心疾患は、漢字が並び、発音もしにくく聞きなれない言葉かもしれませんが、心臓に血液を送る血管(冠動脈)が詰まったり、細くなったりする病気です。がん・脳卒中・糖尿病とならび4大疾病と言われ、厚生労働省が対策に重点的に取り組むべきとして指定しています。
 フラボノイドは、果物、チョコレート、ナッツ、赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種※です。(※植物の苦味、渋味、色素の成分となっている化合物の総称で、自然界に存在し、抗酸化作用を持つため、生活習慣病の予防に効果があると言われています。)フラボノイドを多く含む果物には、みかん等の柑橘類、りんご、ぶどう、いちご、梨などありますが、どれも簡単にお店等で手に入る果物ばかりです。
 国立がん研究センターが今回行った研究では、柑橘類を最も多く食べる女性のグループで虚血性心疾患の発症リスクが低かった結果がでました。(私個人の意見ですが、女性の方が果物好んで召し上がる方が多いような気がします。)果物のフラボノイドやビタミンCなどによる抗酸化作用が動脈硬化の抑制や炎症を抑えるため虚血性心疾患発症を予防したのではないかと言われています。
 日本ではりんごやブドウの皮をむいて食べる習慣多いので、むいた皮は捨てられてしまいますが、皮には豊富なフラボノイドが含まれます。できれば丸ごと味わいたいです。また、喫煙習慣がある方は、フラボノイドの効果が減少しやすいとも言われています。もちろん、いくら心臓にいいからといって果物ばかり食べるのはよくないので、バランスよく食べることが何より大切です。そして、合わせて運動も習慣として取り組んでいただくとより大きな効果が期待できます。
by 健幸運動志同士 みさぽん
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