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冷えむくみ?

 「夕方、ブーツを脱ごうとすると足がパンパンになっている」、「お風呂に入ったのに手足が冷え切って夜も眠れない」etcそれは「冷えむくみ」が原因かもしれません。体が冷えると血液循環が滞りやすくなります。すると、血管の周りの結合組織に水分が少しずつ漏れていって、回収しきれなくなるとむくみが生じます。また、筋肉が硬直することでも血流は悪くなります。むくみは男女ともに起きますが、男性に比べると筋肉量が少ない女性のほうが血液を心臓に戻す力が弱いため水分が滞り、むくみやすいのです。冷えむくみの主な原因は、冷えと運動不足
①寒いので動かず運動不足になる
②動かないから血流が悪くなる
③動かないから熱も作れない
④冷えむくみになる
⑤だるくなって動かずにいるとさらにむくむ
これが「冷えむくみスパイラル」です。
日常生活での冷えむくみ対策
 特に足の筋肉を使う運動が効果的です。ふくらはぎは“第二の心臓”と呼ばれ、重力に逆らって血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。動かさないとポンプ作用が低下するので、ふくらはぎを動かすことが血液循環の助けになります。エスカレーターやエレベーターの利用をなるべく控えて、階段を使いましょう。アキレス腱のストレッチも効果的です。デスクワークなどで座っている時間が長い場合は、座ったままかかとやつま先を上げ下げすると、多少は血行が良くなります。また1時間に1回は立ち上がって歩くようにしましょう。長時間の座りっぱなしは、筋肉代謝が低下するだけではなく、“第二の心臓”が停止しているので血流が滞り、血管トラブルが起きやすくなります。血栓が血管の中で詰まる静脈血栓塞栓症、肺で詰まるエコノミークラス症候群などにより、死亡リスクまで上がってしまうという研究結果もあります。また、腰痛の原因にもなります。人間の身体は動くことを前提に創られています。寒い時期こそ、身体を動かして、冬を健やかに過ごしましょう。
by chirune
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