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満腹中枢

 この時期は、普段よりも外で食事する機会が増え、美味しく感じるので、ついつい食べ過ぎてしまう方多いのではないでしょうか?「満腹中枢」という言葉を聞いたことがありますか??満腹というと「胃袋がいっぱいになる。」そんなイメージができます。しかし、実際にはお腹が膨れて満腹になるのではなく、脳の視床下部にある満腹中枢が「満腹だよ」と刺激を受けることで満腹感を感じます。満腹中枢は、摂食行動を調整する中枢神経で、食欲を抑える摂食中枢と合わせて食欲中枢と呼ばれます。満腹中枢は血糖値の上昇によって刺激され、食欲を抑制します。
ではなぜ、満腹中枢があるのにも関わらず食事量が増えてしまうのでしょう?それは現代人の生活習慣にあります!!
①早食い
 無意識に「早食い」や「ながら食べ」になってる方が多いようです。早食いをすると満腹中枢に刺激が行く前に食事が進んでしまいます。その結果、食事量が増えてしまいます。また、満腹中枢を刺激するにはヒスタミンの分泌も必要となります。ヒスタミンの分泌はは『咀嚼』をすることで増加するので、よく噛んで食べないと食事量は増えてしまいます。
②運動不足
 身体を動かす神経回路に視床下部も含まれています。日常の活動量が落ちると視床下部の働きも低下してしまい、食欲中枢のコントロールが乱れてしまいます。
③ストレス
 ストレスが溜る、感じると、その状態に対応するために「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが分泌されます。このコルチゾールは食欲を抑える「セロトニン」の分泌を減らしてしまいます。セロトニンは睡眠や精神活動にも必要不可欠になる為、ストレスに対処するために運動することが必要になってきます。
 適度に身体を動かして、よく噛んで、ゆっくり時間をかけて、できるだけ午後8時までには、晩ご飯を済ませたいです。少し意識するだけで、肥満解消だけでなく、身体にたくさんの良い変化をもたらしますよ!
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