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煙が、減った⁉

 健康増進法の受動喫煙の防止(2003年施行)は、段階的に進められ、2020年4月1日全面施行されました。この望まない受動喫煙を防止の取り組みは、マナーからルールへと変わり、町中でも、歩きたばこされてる方を滅多に見かけなくなりました。お蔭で、たばこの煙の臭いを感じることも少なくなりましたね。喫煙習慣のない私にとってはなんともうれしいことです。
 とは言え、日本の成人喫煙率は、(習慣的に喫煙している者の割合 厚生労働省国民健康・栄養調査)16.7%で、男女別にみると男性 27.1%、女性 7.6%です。この10年間でみると減少しているとはいえ、約5人に1人が個人の自由意思で嗜好品として習慣にされています。中でも30~60歳代男性で高く、約3割が喫煙しています。過去のピーク時の昭和40年代は、成人男性のなんと8割が喫煙していたとか。たばこと煙、、、演歌の歌詞に登場しそうですが、近年“新型たばこ”の登場で、事情も変わってきたようです。
新型たばことは、加熱式と電子式を指し、本格的流行は2016頃から始まりました。
 日本では電子タバコが薬機法の申請許可が必要なため販売しにくいため、たばこ事業法下で新しく登場した加熱式たばこは、有害物質が大幅に軽減されて、(ニコチン等を含まない有害物質量)健康への害が少ないとイメージで販売促進がされているといってもよいでしょう。そして販売からまだ10年程、長期的影響については明らかになっていません。加熱式たばこは煙があまりでないため受動喫煙がないと思われがちですが、喫煙者の呼気は2m離れてところまで届くとも言われており、呼気中の有害物質による受動喫煙がないとはいえません。また喫煙者の中では煙のにおいも少なく、周囲に迷惑をかけていないと考える人も多いそうです。
 日本呼吸器学会では新型たばこは、紙巻きたばこより健康リスクが低いという証拠はなく、いかなる目的であってもその喫煙や使用は奨励されないと提言しています。スモークフリーな社会へはまだまだ遠い道のりでしょうか。
by 健幸運動志同士 みさぽん
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