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癌にファイトケミカル!?

がん、心疾患、脳血管障害、生活習慣病は「食生活が原因」になることが多いと言われます。一方では「食生活の改善」をする事によりこれらの病気の予防と治療も可能です。そこで、ポリフェノールやリコピン、イソフラボンなど、私たちにも馴染みのある食物性成分が、病気にかかりにくい生活を送る為の効果があることが明らかになりました。これらの食物成分は「ファイトケミカル」と呼ばれ、強力な抗酸化作用、がん抑制作用、免疫増強作用をもっています。
 ファイトケミカルは主に植物に含まれています。野菜や果物は、強い紫外線や害虫にさらされた時、動物のように日陰に移動したり、害虫を払い除けたりする事はできません。その為、野菜や果物は大量のファイトケミカルを作り、身を守っているのです。植物にとって、ファイトケミカルは”紫外線を浴びたときに発生する活性酸素を中和する作用”、”種を酸化から守る抗酸化作用”、あるいは”害虫から身を守る抗菌作用”など、いずれも植物が生きてゆく為に欠かせない作用を持っています。
実は、私たち人間にとっても、ファイトケミカルは、大変身近にあるものです。カラフルな果物や野菜の色、香り、そして、辛味成分や苦味成分は、ファイトケミカルなのです。すなわち、私たちは野菜や果物を食べる時、野菜や果物に含まれるファイトケミカルを色・香り・辛み・苦みとして感じているのです。
 植物には、過酷で流動的な環境変化のなかで発芽し、成長を遂げるために、動物にはない、さまざまな自己防衛機能が内包されています。例えば、植物の種子には、雨風にさらされる野ざらしの状態で、腐敗を抑えるとともに動物に捕食されないよう、酸化を抑える抗酸化成分や動物を遠ざける苦味の成分などが含まれています。そして、こうした自己防衛機能をはじめとする機能性成分がファイトケミカルと呼ばれているのです。
ファイトケミカルの素晴らしさは、抗酸化作用で動脈硬化を防いだり、皮膚の老化を防いだり、がんを防いだり、免疫を強くして肺炎などの感染症を防いだり、私たちが元気で生きるためのパワーを与えてくれるところにあります。ファイトケミカルが、含まれる食材で、健康的に過ごしたいものですね。
※フェイスブックで、ファイトケミカルが含まれる食材を紹介していますので、参照してください。https://www.facebook.com/attivobodycaregym/
by 羅茂棲
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