発熱を起こす病気は非常に多岐に渡ります。ここでは、発熱を起こす主な原因について書いていきたいと思います。
発熱の三大原因は、感染症、炎症性疾患、悪性腫瘍、とされています。感染症による発熱とは、体の様々な部位の、ありとあらゆる感染症が原因となり発熱が起こることをいいます。風邪のようにそれだけでは大きな心配のいらない感染症もありますが、インフルエンザなど合併症への注意が必要なもの、腎盂腎炎や胆のう炎、髄膜炎など早期の治療が必要なものまで様々あります。急な発熱や高熱に加え、頭痛や腹痛・嘔吐など他の辛い症状がある時には、受診し、確認することをお勧めいたします。
炎症性疾患による発熱とは、自己免疫疾患といわれるものが代表的で、自分の細胞や組織に対する抗体ができてしまい、誤って攻撃を受けることで炎症が起こる病気です。病気によって症状は様々ですが、多くみられる症状としては繰り返す発熱や全身倦怠感、関節の痛みや腫れ、皮膚の赤みや異常などがあります。
悪性腫瘍による発熱とは、癌自体が繰り返す発熱の原因となることがあります。どの癌でも腫瘍熱は起こり得ますが、血液系のがんである白血病や悪性リンパ腫などでは頻度が高いとされています。
三大原因以外にも、外傷や抜歯などの影響によるもの。蚊によって媒介されるデング熱や、マダニによって媒介される重症熱性血小板減少症候群など虫が媒介する病気によるもの。高温多湿の環境で長時間作業をするなどで体内に熱が溜まってしまった状態の熱中症などでも発熱は起こります。他にも心因性発熱というものもあり、急性もしくは慢性的なストレス状況下に置かれたとき、その人の平熱以上に体温が上昇する状態をいいます。ストレス性の反応として、頭痛や腹痛、睡眠障害などが併せてみられる事が多いといわれています。
医療機関を受診する際には、発熱がどれくらい続いているのか、発熱の程度はどのくらいか、他にどのような症状があるのかをしっかりと医師に伝えるようにしましょう。
By ルン
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