筋肉は、筋内膜、筋周膜、筋外膜といった何重もの筋膜に覆われています。なかでも一番外側にある筋外膜は、厚くてカツオの皮のように、中の筋肉をしっかり覆うことで筋肉の形態を守っています。非常に強い筋外膜がひとたび裂けると、内部の柔らかい筋肉はたちまち、ばらばらになってしまいます。筋外膜のこうした役割は、カツオの皮と似ています。カツオのたたきで例えると、カツオのたたきを作るときは必ず皮と一緒に焼きます。その理由の一つとして、カツオを焼いた際に形が崩れないことがあります。つまり、それだけ筋肉を覆う皮(筋外膜)の役割は重要だということです。筋肉が形態や機能を保てるのは筋外膜があるからなのです。筋肉を使う機会が減ってしまうと経年劣化し、急に無理な荷重がかかると筋肉断裂してしまう可能性も高くなります。
筋肉や腱は、性差によっても変わると言われています。女性ホルモンは腱を形成するコラーゲンの生成に影響し、関節の弛緩を生じやすくします。一方で男性ホルモンは腱コラーゲンの生成を早くして、しかも強く硬くします。さらに、筋肉は、使うことが少なくなると硬くなり、柔軟性が低下していきます。このように、徐々に筋肉の特性が変化している際に、急に無理な運動や荷重がかかってしまうと、筋肉の硬さを決めている筋膜は簡単に断裂してしまい、筋肉もその影響を受けます。
また、筋膜の中にはたくさんのセンサーがあります。身体に対する圧や、筋肉の伸び縮みに対する感覚、そして身体がどの位置にあるかを脳に伝えます。何かしらの理由で筋膜にストレスがかかり硬くなってしまうとこのセンサーの働きが弱くなります。センサーが正常に機能していない状態は、日常動作やスポーツのときに上手く身体をコントロールするのが難しくなります。柔軟性やセンサーをしっかり機能させる為には、週に1度でも良いので、運動習慣を身に付けることが大切です。運動が苦しい、辛い、何をしたらいいかわからない方はぜひ当方にご相談ください。
by 参鶏湯
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