米やパンなどの炭水化物(糖質)を抜く「糖質制限ダイエット」は、議論の的になっています。人間が摂取した糖質は、体内でエネルギーに使われ、残った分が脂肪に変わり、内臓や皮下に蓄積されます。当然、糖質を減らせば脂肪も減っていくという明快な理屈に加え、「肉や魚などのたんぱく質は食べ放題」という手軽な食事法が受け、2000年代初頭から“夢のダイエット”として大ブームになる一方、栄養の偏りを危惧する声が噴出し、日本糖尿病学会も「勧められない」と声明を発表するようになりました。その後、「カロリー制限ダイエットの方が危険」「むしろ糖質制限で健康になる」と反論する医師らが登場し、双方が侃々諤々の議論を繰り広げています。
その中で、東北大の研究では「糖質を過剰に制限することで起こる“栄養の偏り”が生物の体にとってプラスにはならないという事実」として、改めて結果を発表しています。この研究チームは、世界一の長寿国を支える『和食』を研究しています。その説明によると「稲作が伝来した3000年程前から日本人は、お米を食べてきたわけです。そうして世界有数の長寿国になった。極端な話、稲作が普及する以前は、現在でいう糖質制限に近い食事をしていたはずですが、その頃の日本人は寿命も20才に届かず、健康的だったという資料はありません。われわれの研究から見えてきたのは、やはり糖質を過剰に制限することで起こる“栄養の偏り”が生物の体にとってマイナスになると言う結果でした。」とのことです。
糖質制限をしている方が、いきなり糖質をたくさん摂ると身体に良いとは言えませんので、朝と昼は、糖質を摂って、夜は、糖質を抜くのは、いかがでしょうか?最初の1ヶ月は、体重は少し増えるかもしれませんが、そこから減っていく可能性は高いです。当然、全体の食事量は、同じという条件で取り組んでくださいね。
by 太久籠
クリックお願いします。
コラム
COLUMN
人気の投稿
最近の投稿
アーカイブ
CONTACT
お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ
お問い合わせフォーム
06-6645-5885