前回(2021.11.14掲載)のブログで、女性の健康は女性ホルモンの影響を大きく受けており、閉経前後の10年間、いわゆる更年期にエストロゲンの分泌が急速に減少することで、身体的、精神的な変化が起こり始めることをお伝えしました。女性が最も加齢を切実に感じるのがこの更年期と言われます。そして、この時期の健康問題が次に来る老年期の健康問題と深く関連しますので、一連の流れとしてとらえていくことが重要です。
自律神経の乱れからくる気分の落ち込みやイライラはその後のうつ病や認知症の発症に繋がります。高血圧、LDLコレステロールや中性脂肪の増加は動脈硬化や心筋梗塞の原因となります。また、骨量の減少は骨粗鬆症を引き起こし骨折しやすくなります。さらに、筋力の衰えから姿勢も悪くなり、特に骨盤底筋の筋力が弱まることでは尿漏れなどの排泄障害を来たします。これらの症状を早期に発見し、進行を防ぐためには運動や食事、睡眠などの基本的な生活習慣の見直しが大切になります。
更年期女性に対する運動の効果を報告した国内外の研究では、日頃座位中心の生活スタイルの女性が運動を行うことによる筋力の向上、血中脂質、骨密度の維持向上等が報告されています。運動することは爽快感や達成感を味わうことも出来、ストレスの解消やリラックス効果を得られ睡眠リズムを整える作用もあります。
ヨガは更年期、更に年齢を重ねた女性にもおすすめの運動です。深い呼吸と共に体を動かすことで自律神経を整え心身回復を促す効果があります。また、続けていくことで骨を強化し、筋肉量もアップします。今回は股関節、背中、腰が刺激され、自律神経が整い血行が良くなるポーズをご紹介します。
バッダコナーサナ(合せきのポーズ)
①両足の裏と裏を合わせ骨盤を立てて座ります。
②両手で足先を包み踵を引き寄せます。
③吸う息で背骨を伸ばして吐く息でゆっくりと前屈します。
④心地よく股関節周りが伸びるところで5呼吸キープします。
⑤吸う息に合わせてゆっくりと上体を戻して最後に足を開放します。
背中が丸くならないように注意し、深い呼吸を心掛けましょう。
by ヨガインストラクターChieko
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