脂肪腫は、いわゆる「脂肪の塊」で皮下に発生する軟部組織の腫瘍の中では最も多くみられる良性腫瘍です。20歳以下には稀で、40~50歳代に多く見られます。男女比は特に無いと考えられますが、肥満の方に多いという報告があります。身体の各部に発生しますが、背部、肩、頸部などに多く、次いで上腕、臀部、大腿などのからだに近い方の四肢に多くみられ、顔面、頭皮、下腿、足などは比較的まれです。大きさは数mm径の小さなものから、直径が10センチ以上に及ぶものまで色々です。通常痛みなどの症状は無く、皮膚がドーム状に盛り上がり、柔らかいしこりとして触れます。
脂肪腫の内部に含まれる細胞の成分によって、線維脂肪腫、筋脂肪腫などいくつかのタイプに分かれ、腫瘍の内部で血管が増殖しているタイプは血管脂肪腫と呼ばれます。
ネット等で調べると殆どが脂肪腫の治療法として、手術をする事が記載されているのですが、自分の経験上手術をすぐに選択しなくても良いのでは…?と思います。当方を利用してくださっている方にも肩や上腕部、肘付近といくつか少し大きくなった脂肪腫が見られている方が居ました。ご本人は、医師に脂肪腫と言われても気にせずに放置したままで、当方で毎週取り組まれて、身体をバランスよく効率よく使用する事で、少しずつ各部位(肩甲骨等)の可動域が広がっていき、体重も徐々に減少していきました。すると以前は大きくなっていた脂肪腫が最近では少しずつ小さくなっており、本人も驚いていました。その方は、特に肩甲骨周囲の筋肉の働きが低下しており、それらの筋肉の働きが少しずつ戻ってきた影響で、肩関節の可動域も拡がり、消費エネルギーの増加(熱産生量の増加)、循環が良くなった事で、脂肪腫も小さくなっていったのだと考えられます。今後どこまで脂肪腫が小さくなるのか、消失するのか、経過観察もしていきたいと思います。
by コオロギ
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