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脚を組むのは良くない?

 椅子に座った途端、ついつい足を組んでしまう…身体に悪いと分かっていながら、どうして足を組んでしまうのでしょうか?身体の各臓器をみてもわかるように、人間はもともと左右非対称の生き物です。最も重い臓器である肝臓は約1.3~1.5kgほどあり、身体の右側に位置しています。さらに、座り方や歩き方の癖によっても、筋肉の張りや硬さの違いが、更に大きくなります。この左右非対称の身体を足を組むことで解消し、安定を得ようとしているのです。
脚を組むデメリット
①脚が太くなる
 足を組むと、お尻の筋肉は引き伸ばされ弱くなります。お尻の筋肉には、もともと身体の横揺れに耐えるという役割があるのですが、お尻の筋肉が弱くなると、外ももの筋肉がその横揺れの負荷を代償しようとします。その結果、外ももの筋肉が過剰に使われ、張ってきてしまうのです。
②垂れ尻
 前述したように、足を組むことでお尻の筋肉は弱くなります。筋力が弱くなると、筋肉を使う機会も減ってしまうので、意識してお尻を鍛えない限り筋肉はどんどん衰え、ヒップラインは下がってきてしまいます。
③腰痛
 横揺れに対して不安定になると、腰の筋肉にも緊張が生じます。長く歩いた日、長時間立ちっぱなしのときに腰が痛くなる方は、お尻の筋肉が弱くなっている可能性があります。
足を組まないために
 足裏全体が床に触れていることで、体重が分散され、骨盤にかかるストレスを減らすことができます。椅子が高すぎて足が床から浮いてしまう場合、お尻だけで受け止めることになり、お尻が大きくなる原因にもなるので注意しましょう。足を組みたくなる原因は、身体のアンバランスの解消なので、左右均等に体重を乗せれば骨盤が安定し、足を組まなくても座れるようになるのです。また、仮に組んでしまっても、どちらか一方だけにならないよう、左右でバランスをとってやるのも、アリだと思います。身体の歪みは、ある日突然現れるものではありません。日頃の習慣が少しずつ蓄積し、気が付くと歪んでいるのです。座り方や歩き方、立ち方など、偏った使い方にならないようマメに身体を動かして、メンテナンスしてあげましょう。
by chirune
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