最近一気に寒くなってきたことで朝ふくらはぎを攣って目が覚めた、姿勢を変えた時に足裏が攣ったということを耳にすることが増えてきました。又、こむら返りという言葉がありますが、こむら(腓)とはふくらはぎを指すことからもふくらはぎを攣ることが多いと分かります。なぜふくらはぎが、攣り易いのかについて簡単に解説しますので、予防の参考になればと思います。
筋肉が攣るメカニズムは、筋肉に強い負担がかかった時に筋肉の損傷を防ぐセンサーがあり、そこで収縮、伸張の指令を受けて感知しています。この働きにより私たちの身体は無意識にバランスを取れているのですが、この働きが鈍くなることで筋肉を調整するシステムが崩れ以上な収縮が起こります。
センサーの働きが悪くなる原因と考えられているものは主に5つです。
・筋肉の疲労の蓄積
・冷えや同じ姿勢による筋肉の硬直
・運動量の低下による筋肉量の低下
・汗をかいたり、水分不足による体内の水分バランスの崩れ
・栄養バランス(ミネラルバランス)の乱れ
基本的に上記の条件が満たされると身体のどの部分でも攣ることになりますが、ふくらはぎを攣ることが多い理由は、以下の3つが考えられます。
・抗重力筋という地球の重力に対して姿勢を保つために働く筋肉であり、日常的に疲弊しやすいから。
・心臓より下にあり、むくみや血液の滞りが起きやすい。
・足元は冷えやすいため血流悪化が起こりやすい。
また、食生活の偏りや糖尿病や甲状腺機能低下症などの代謝異常や血圧の薬、利尿薬などの服用、腰椎の変形などで脊椎神経を圧迫することによりおこる場合もあります。そして、慢性的なこむら返りは、運動不足によるものが多いため日頃から身体を動かすようにして血流を良くしておくことと、十分な睡眠で疲労をためない事が大切です。足湯や厚手の靴下などで足が冷えないようにすることと、喉が乾かず水分不足に陥ることも多いので水分摂取も忘れないでくださいね。
by 梅おにぎり
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