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腸腰筋

 腸腰筋は、一般的には耳馴染み内筋肉ですが、股関節から腰、骨盤に伸びでいる筋肉で、大腰筋・腸骨筋・小腰筋の3つの筋肉で構成されています。この中でも小腰筋は、大腰筋の陰に隠れていて見つけにくく、発達している方も少ないので、ほとんどの方で無い筋肉と言われています。大腰筋は第12胸椎~第4腰椎の椎体および肋骨突起から小転子に付着しています。作用は股関節の屈曲・外旋となります。背骨から大腿骨の内側についていて、体幹部と下肢を繋ぐ唯一の筋肉となっています。腸骨筋は、腸骨上縁、腸骨窩から小転子に付着していて、股関節の屈曲・外旋に作用します。
 脚を上げる際に大きく関係する筋肉の為、腸腰筋の機能が落ちると転けやすくなったりします。実際には股関節の伸展位から脚を戻していくのに働きます。歩行時で言うと後ろ脚を前に持って来る時に働きます。
 スポーツ選手の場合は走運動に大きく関わる筋肉で、足の速い黒人選手と日本人選手と比較した場合、倍以上大きさが違うと言われています。(腸腰筋のサイズだけが足の速さに関係してる訳ではありません。)
 また、大腿骨を骨盤に引き付けておく事にも働く為、猫背の予防や股関節の働きをサポートする事にも繋がりますが、大臀筋やハムストリングス等の後ろ側の筋肉が上手く働かないと腸腰筋や大腿四頭筋が緊張したり機能低下に繋がります。その結果反り腰の様な姿勢になったりして、腰方形筋等の腰の筋肉に悪影響を与える事によって、腰痛などの症状が出たりぽっこりお腹等の姿勢不良に繋がります。
 トレーニング方法としては、立った状態で片方の太ももを上げる運動やそれが難しい方はイスに座った状態で片足ずつ上げる運動で腸腰筋は働きます。腸腰筋は、日常生活では使っている感覚がわかりにくい地味な筋肉ではありますが、とても大切な筋肉で姿勢やスタイルを整えてくれたり歩行にも活かされますよ。
by スクープ
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