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自粛で便秘?

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛や在宅勤務など生活スタイルが変化することで便秘に悩む人が増えているようです。「休校になって便が出ない」「1人の時間がなくなり便秘になった」等、コロナの影響による生活スタイルの変化でストレスを感じている人の51・3%が、排便の状態が「変わった」と答えています。そして、そのうち便秘になった人は43・3%で、排便回数が減った人は56%に上ったと報告されています。
 調査では、生活が変化して8割の人がストレスを感じ、7割の人が運動量が減ったと答えており、便秘になりやすい状況がそろっています。医療機関にも自粛生活が始まって以降、便秘の相談が増えています。今まで排出されていた便が、事情によって腸内に長時間留まると、悪玉菌が増え、発がん性物質などの有害物質が多く発生し、全身に回ってさまざまなトラブルを引き起こすと言われています。肌荒れや口臭、がん、免疫力低下、うつ病などが、腸内環境の悪化と関連があることが研究で確認されています。
しかし、排便間隔には個人差があり、毎日出なくてもすっきり出て不快感がなければ問題ありませんが、一般的に週2回以上の排便はあった方が良いようです。排便が無いからと言って、下剤や便秘薬を長期間服用するのは、依存性があり、自力で排せつする力が弱まってしまうため注意が必要です。
 運動不足になると腸の動きが低下しますので、その対策として股関節周辺を大きく動かす動作を行うようにしたいものです。例えば、大股早歩き等のウォーキングやラジオ体操を行ったり、仰向けになって「便秘改善エクササイズ」を30秒ずつ行うのも良い良いと思います。
 また、便秘改善に有効と言われる食物繊維は、便のかさを増やす「不溶性」と柔らかくする「水溶性」の2種類があります。不溶性は穀類や野菜、水溶性は海藻や果物に多く含まれています。食物繊維が良いからと不溶性だけを取り過ぎると便秘が悪化することがあるので、バランスが大切です。
便秘に悩む人のほとんどが自律神経のバランスが崩れているので、適度な運動をして規則正しい生活を送ることが重要です。
by グランブラー
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