蕁麻疹は体の部位を問わず、ミミズ腫れ、ブツブツ、赤みが生じる疾患です。痒みを伴う場合が多く、掻いたところが赤く盛り上がる、いわゆるミミズ腫れができます。突然できて、数十分~数時間、遅くとも24時間以内には消えます。あらわれるときも、消えるときも、突然です。跡が残ることもありません。
この膨疹(ミミズ腫れ)が起きやすいかどうかは、個人差があります。皮膚をひっかいても蕁麻疹が出来にくい人は、少し赤くなるくらいですが、出来やすい人は、最初赤くなった後ひっかいた線に添って皮膚が盛り上がります。これは真皮層の中のマスト細胞が刺激を受け、ヒスタミンやロイコトルエン、SRSなどを放出して痒みを起こしたり、血管から体液をしみださせ皮膚を膨らませたりしているのですが、このマスト細胞の顆粒の放出に、個人差があるようです。蕁麻疹の体質の人は、花粉症・アレルギー鼻炎・アレルギー結膜炎・喘息・湿疹・アトピー性皮膚炎を伴い易い傾向があります。蕁麻疹のうち発症して1ヶ月以内のものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上持続するものを慢性蕁麻疹といいます。
蕁麻疹を引き起こす原因は20種類以上あると言われており、さらに特定の食べ物や花粉症が原因というより、複数の原因のケースが多く、原因を特定することは難しいとされています。例えば、子供に比較的多いのは、風邪の後に免疫系が活発になり、蕁麻疹を引き起こすことがあります。大人に比較的多いのは、食品に含まれている添加物が最も多いとされています。他にも引き起こしやすいものとして食べ物、物理的刺激、薬剤、ストレス・過労などが挙げられます。
症状の予防や改善には、食べ物には神経質にならず、バランス良く摂ることを心掛ける。便通を整え、疲労・睡眠不足は避ける。生活を規則正しく、適度な運動を取り入れる。精神は安定に保つことが重要になります。
By ルン
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