8月もあっという間にすぎ、今年も残すところ4か月となりました。年末まで絶好調で過ごすためには、まず始めに夏の疲れを引きずらないようにしなければなりません。猛暑や水害など異常気象も多く、夏バテをしたり、疲労感を感じてしまうことは仕方のないことです。ですが、その都度、不調はリセットしていかなければ、心とカラダに対する負担は積み重なり、さらなる気候や環境の変化に体がついていくことができなくなります。
漢方では、体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼んでいます。そして、心と体がバテている状態を『気・血』が不足している状態と考え、重ダルさを『湿』がたまっている状態と考えます。そのため、『気・血』を補い『湿』を取り除く食べるとよい食薬に作用する食材が、アスパラと明太子です。アスパラガスに豊富に含まれることが理由で名づけられたアスパラギン酸は、エネルギー代謝や新陳代謝をアップさせ『気』を補ったり、体に有毒なアンモニアの解毒をして、利尿を促すはたらきもあり『湿』を取り除きます。また、明太子は、活性酸素の除去に働くビタミンEやビタミンA、心と体の強化に必要なタンパク質、ビタミンD、亜鉛などが含まれていて『気・血』を補います。さらに、心の安定に欠かせないナイアシンも豊富な特徴があります。明太子のほかにも、たらこや筋子やイクラ、数の子などの魚卵にも共通しています。
心とカラダの疲れは、食事だけではなく、睡眠や運動のバランスによっても解消することができます。特に運動は、『気・血』を補うには、たいへん有効です。更に『湿』を取り除く作用も大きく、食薬と合わせて取り組むことは、夏の疲れを解消するためには絶大な効果が期待できます。
by 破易怒
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