コラム

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誰に診てもらう?

 「難しい試験や研修を経ているのだから、医師は、優秀で、信頼できる」と思っておられる方は、多いですが、実際に患者が受ける対応には大きな差があるようです。患者の立場からすれば、「医療の専門家」ですが、「医師のレベルは、個人間でかなり違いがあります。診療外の時間も最新の学術論文を読んだり、学会に出たりして熱心に勉強して臨床に取り入れる先生がいる一方、開業医の中には、医師というよりも“経営者”になってしまっている人も散見されます」と総合病院に勤務する外科医が嘆いています。
 特に、医療の世界は日進月歩で、過去の常識がひっくり返ることも珍しくありません。「残念ながら、最新の医療情報がアップデートされていない医師が、一定数存在します。たとえば、風邪の患者に抗生物質を出していた時代がありますが、ウイルス感染である風邪に抗菌剤は効かない、というのは今や常識。それどころか耐性菌が生まれてしまう恐れさえある。にもかかわらず、現在でもただの風邪で抗生物質を1週間分も出す医師が存在するのです」と医療関係者は困惑しています。
 また、患者さんが『この病院にかかってよかった』と感じるのは、治療内容そのものだけではなく、病院や診療所全体の雰囲気に満足してのことも多いようです。看護師や受付の事務員の感じが良いだけでも『病気がよくなった気がする』と話す人もいます。つまり、治療の技術の問題というより、信頼できるかどうかの問題であるように感じるのです。
 患者さんにとって今の治療が効いているかどうか、判断するのは難しいと思います。だからこそ、患者さん自身が『この先生とは合わない』と思ったときこそ、病院、医師の替え時と言えるかもしれません。
by ボヤッキー
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