コロナ禍で、自粛生活が続き当方にお越しになっておられる方を見ていても、どうしても運動不足になっている方が多く見られます。そんな運動不足の現代人で特に使えなくなっている部分が肩甲骨と股関節です。今回は「健康骨」とも言われる肩甲骨について少しお話しします。
まず、肩甲骨は背中の上部に左右対称で存在する逆三角形の平たい骨のことです。肩甲骨は体幹部分からは離れて浮遊骨とも呼ばれています。浮遊骨の中でも、人体で1番筋肉が付いている骨でもあり、17種類以上の筋肉が四方八方から付着していることで、上下左右自由自在に動くことが可能になっています。肩甲骨は首や肩、腰にまで繋がる筋肉があるため、肩甲骨の動きが制限されてしまうと、肩甲骨につながる筋肉も働かなくなり、硬くなってしまいます。
この肩甲骨に付く筋肉の動きが制限されることで、
・腕が上がらない
・四十肩.五十肩
・猫背.巻き肩
・首.肩こり
・腰痛
などの症状に繋がることは想像できると思います。
そこから少し掘り下げていくと、例えば、デスクワークなどで胸の筋肉が収縮され肩甲骨の動きが制限され巻き肩や猫背になってしまうと、上半身がガチガチに固まり、肺も膨らみにくくなり、呼吸がどんどん浅くなってしまいます。その結果全身に十分な酸素が送れなくなったり、肺の膨らみも十分でないことで、肺胞の酸素と二酸化炭素のガス交換(循環)も不十分になり、その形が蓄積されていくことで、肺がんのリスクになることも考えられます。
身体を動かさないことと、病気などとは少しかけ離れたように考えられますが、身体を動かさないでいると内臓の働きも悪くなり、疾患リスクは跳ね上がります。また、身体を動かすことは、脳からの指令のもと行われているので、身体を動かさないでいると脳の働きも低下し、認知症のリスクも高くなります。腕を大きく動かす等、簡単なことから少しずつ行い運動不足にならないようにしていきたいですね。
by コオロギ
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