静脈瘤(下肢静脈瘤)は、長時間の立ち仕事や座りっ放しといった生活などが続くことが原因で、ふくらはぎなどの足の血管が膨れて、こぶのようになる状態です。40歳を超える頃から発症が増えますが、深刻な健康被害はないとされています。ただ、見た目が気になる上、放置していると痛みやかゆみ、炎症を生じてしまったり、皮膚が破れて潰瘍へと悪化してしまったりすることもあります。
下肢静脈瘤を患っている方は、全国で中高年を中心に約1000万人程度と推測され、医療機関を受診しているのは、約150万人いるようです。また、治療を受けた人の中にも手術で静脈瘤を除いたのに、再発させてしまったというケースも多いようです。
血液は、心臓から手足までの末端までを動脈で送られ、そこから静脈を通って心臓に戻ってきます。静脈には、動脈ほど押し出す力はありませんが、逆流防止の弁があり、ふくらはぎ等の筋肉で静脈を圧迫して重力に抵抗して血液を押し出しています。しかし、下肢の筋力の低下や、直立時間や座ったままの時間が長くなり、筋肉の働きがないといった条件が重なれば、血流が滞って心臓に戻るべき血液が下肢にたまってしまって静脈瘤ができてしまいます。
また、静脈瘤の症状が悪化して、周辺組織を破壊してしまい、床ずれのような潰瘍ができたり、周辺組織に大きな穴が開くような傷ができてしまったりすることもあるようです。健康面での影響は、ほとんどないといわれる静脈瘤ですが、放っておくのは良くないです。しかし、医療機関での一般的な治療、提案では、太ももやふくらはぎを締め付け、圧迫することで、血液の滞留を防ぐストッキングの着用や、弾性テープを巻くことがほとんとですが、過剰に締め付けてしてしまうと逆効果になることが多く、症状を悪化させてしまうこともあります。身体をマメに動かして、血流を良くしてあげると、改善されていきますので、日頃から血流を悪くさせないよう、マメに身体を動かしましょうね。
by chirune
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