緊急事態宣言は解除されましたが、「新しい生活様式」として今後もマスク着用の生活は続きそうです。マスクを長時間着けたまま生活することで体調不良を起こす人も少なくありません。息苦しさから浅い口呼吸を続けていると、軽い酸欠状態を引き起こすこともあります。頭痛やめまい、疲労感などの不調を感じるようになり、自律神経のバランスが崩れ、免疫力の低下を招くことも考えられます。
　また、マスクに隠れていることで表情が乏しくなり顔の筋肉を動かす事が減ったり、マスクを耳に掛けているゴムで耳や頭などの筋肉の緊張状態が続き、顎や肩にも無意識に力が入ってしまいます。これは頭痛や肩こりを引き起こす原因にもなります。人のいない場所ではマスクを外して深呼吸をしたり、頭や耳周りのマッサージや、顔の筋肉を意識的に動かすことも心がけましょう。
　今回は顔の筋肉を動かす「顔ヨガ」をご紹介します。まず「あいうえお」で顔全体をほぐします。
１．口を大きく「あ」の形に開け目を見開きます。
２．顔全体を横に引っ張る意識で口を横に大きく「い」の形に開きます。
３．目をギュッと閉じ、顔の全てを中心に集める意識で口をすぼめて「う」の形を作ります。
４．目を見開き口を横に「え」の形に開き、口角を引き上げます。
５．目を見開いたまま口を縦に大きく「お」の形に開け、顔全体を縦に引っ張るように力をいれます。
それぞれ３秒ほどキープして、何セットか繰り返します。
○ 顔だけのライオンのポーズ（シンハーサナ）
１．息を鼻からゆっくり吸います。
２．「はあーっ」と声を出しながしながら舌を思いきり下に向かって突き出し、お腹の底から一気に息を吐きます。目を見開いて目線は眉間を見ます。
３．息を全部吐ききったら、呼吸を整えてから１に戻ります。これを５回ほど繰り返します。声を出して行うことでストレス解消、また顔全体の緊張をほぐし、リラックス効果も期待できるポーズです。
　是非試してみてくださいね。
by　ヨガインストラクターChieko

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