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風邪の原因

 風邪は、ほとんどが上気道のウイルス感染が原因で起こる疾患です。風邪を引き起こすウイルスは、ライノウイルス・コロナウイルス・RSウイルス・アデノウイルスなど約200種類以上あると言われています。もっとも頻度が高いのは「ライノウイルス」で、およそ半分を占めています 。ライノウイルスに次いで多いのは「コロナウイルス」で、風邪の約15%ほどを占めます。ライノウイルスは春と秋、コロナウイルスは冬に流行する傾向があるので、年中風邪をひく機会があると言えます。
 ウイルスの飛散し易い、乾燥している冬に風邪が大流行します。しかし、エンテロウイルス(コクサッキーウイルス、エコーウイルスなど)やアデノウイルスなどは、夏に発症することが多く、主な症状としては下痢、腹痛などの胃腸障害を伴うことが多いです。
 風邪は、身体の免疫力が低下した時に罹患し易いので、暑さやクーラーのかけ過ぎによって疲労や食欲不振、寝不足の状態などの夏バテ状態になると、飛散する量が少なくても、発症してしまいます。特に、これからの時期は、ライノウィルスが増えるので、朝夕の温度差や気圧の変動で、免疫力が低下し易くなるので、風邪に罹患し易くなります。
 どのウィルスに対しても、基本的に対処法は、変わりませんので、どの種類のウィルスに感染したかを調べることもほとんどありません。しかし、インフルエンザは、報告義務があるので、確認することになっています。
 これからインフルエンザも流行る時期になってきますが、しっかりと免疫力を高めることで、予防することができますので、生活リズムを整え、運動を習慣にしていただきたいと思います。
BY SYU
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