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食べてないのに太る?

 「食べてないのに太るんです!」という言葉をよく耳にします。人の体は、エネルギーの摂取と消費のバランスで成り立っているので、摂取がないのに太るということはあり得ません。そのため「食べてないのに太る」というのは思い込みで、エネルギー摂取の方が多いはずなのです。
ありがちなのは「糖質制限をしているので、夕食で白米は食べません」と言いつつ、「おやつや食後にクッキーやポテトチップを食べている。」とか「『果物は健康にいいから』とテレビを観ながらみかんをほお張り、いくつ食べたっけ…」といった状況。3食の食事量を制限していても、それ以外でどうか?ということです。
 まずは、3食の食事以外で何も食べていないか見直してみましょう。かなりの割合で、ここに太る原因が隠れています。意識付けのために口に入れたものは、全て漏らさずノートに書き留めていきましょう。どれだけの物を食べたか一目瞭然です。三食以外に食べることを止めれば、たいていの場合、体重は落ちてきます。そして、ダイエット中でもビタミンやミネラルを制限しないよう注意しましょう。
 人の体を自動車に置き換えると、炭水化物、脂質はガソリンで、ビタミンとミネラルは潤滑油に当たります。どちらも円滑に自動車を動かすには必要不可欠です。ビタミンやミネラルが不足すると、せっかく摂った栄養を体の中で効率よく利用できないため、使わない栄養素を脂肪として溜め込もうとする働きが起こり、肥満になりやすくなります。
 野菜類や海藻類、きのこ類といった食べ物に多く含まれ、積極的にとりたい食品ですが、「そればっかり」というような極端なことは避けましょう。バランスが大事です。後はしっかりと咀嚼をしましょう。同じ量でも、満腹感に大きな差がでます。極端なことは身体に大きな負担となります。緩やかなダイエットを目指しましょう。地道に見えるものでも、長続きさせることが大切です。
by chirune
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