糖質制限などという言葉が、少し前からよく聞かれるようになり、「白米は一切食べていません」という方もちらほらいらっしゃるのを耳にする時があります。確かに白米は、消化が速いので血糖値を上げやすく、糖尿病や動脈硬化などのリスクを高めるという一部の研究結果も発表されています。
では、白米は悪なのか?
人間を含む多くの生き物にとっての必要不可欠なエネルギー源がブドウ糖です。心臓や内臓、呼吸等を作用させたり、歩くなどの身体を動かしたり、脳が物を考えたりするときのそれぞれのエネルギー源として使われます。特に、脳では通常、ブドウ糖のみがエネルギー源となり、しかもとても多くの量を生命維持のために一日中休みなく消費します。脳は生命維持のためいつでもブドウ糖を必要としているのです。白米は、ブドウ糖を生成するのに適しており、そのため白米を食べないということはブドウ糖が不足してしまいます、そして、不足すると身体のタンパク質を分解してブドウ糖を造ろうとするので、筋肉や骨が危うくなります。つまり、白米が悪なのではなく、食べ過ぎや運動量の少なさが原因になっていることがほとんどです。
ならば白米よりカロリーも糖質も少ない玄米ならどうでしょうか?
玄米は食物繊維やビタミン、葉酸や鉄も白米より多く栄養豊富です。ダイエット中の人や、糖尿病などの生活習慣病がある人にお薦めですが、消化、分解し難いという欠点があります。また、白米は高齢者の方や消化機能が未熟な小さな子ども、体調や胃腸が弱っている人にも有効に作用しますが、血糖値が上がり易いという欠点があるので食べ過ぎに注意が必要です。だから、栄養豊富だけれど、消化が悪い玄米と消化吸収の良い白米を上手に使い分けて食べていくようにしたらいいなと思います。健康のために白米や玄米を上手に食べて、しっかり運動をして、良い睡眠を取って元気に動ける身体作りをしていきましょう。
by COCO
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