「便秘対策や腸内環境を整えるためには、食物繊維を積極的に摂りましょう。」と、よく言われていますが、結局のところ食物繊維をどれくらい摂れば、食物繊維のメリットが得られるのかをご存知でしょうか?
食物繊維のメリットとして、腸内環境を整えるだけでなく、慢性病、生活習慣病の発症率が下がるとも言われています。慢性病というのは、心臓系の疾患や脳卒中、糖尿病、大腸がんなどを指しています。また、食物繊維の摂取量が多い人は、少ない人に比べて、死亡率が約23%低かったり、心疾患やがんの発症率が低い傾向にあったりと、食物繊維は摂るに越したことはなさそうです。
では、食物繊維を一体どれほど摂取すれば良いのかというと、1日約18~20g程度は、最低ラインとして摂って欲しいとのことです。現代の日本人は、平均的に約15g/日の食物繊維しか摂取していません。それを考えると、約5gほど食物繊維を増やした方が、食物繊維のメリットは得られるということになります。
食物繊維が豊富な食材として、野菜、フルーツ、豆類や全粒粉などが挙げられます。普段の食事に、野菜やキノコ類を意識して多く摂取してみるのもいいかもしれません。ただし、子どもや年配の方、体調が優れない方に関しては、一度に多くの食物繊維を摂取してしまうと、消化不良や下痢などを引き起こす可能性もありますので、ご自身の体調に合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか。
By kota
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