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股関節の男女差?

 股関節は、骨盤と大腿骨から構成されています。そして、骨盤は寛骨と仙骨、尾骨によって形成されます。また、骨盤の中の寛骨部分に寛骨臼と呼ばれる大腿骨の骨頭がはまる部分があり、その寛骨臼と大腿骨の繋がっている部分のことを股関節と言います。この股関節を形成する2つの骨の関節面は、硝子軟骨という関節軟骨でできており、硝子軟骨は水分をよく含んで、滑りを良くし、クッションの役割や関節の動きを滑らかにするなどの役割があります。
 股関節は日常生活や運動時など、大きな役割を担っており、立っている時や歩行時の衝撃吸収、体重を骨盤・大腿骨の順番に伝えていって、全身に力を増幅させたり、伝えることをしているだけでなく、身体のバランス確保にも大きな役割をしています。更に、股関節は、臼状の関節なので、肩関節よりは動きが制限されますが、動きの範囲が大きく、強い動きが可能となります。
 股関節のトラブルは、女性に起こり易い理由の一つに、男女の骨盤の作りの違いにあります。男性の股関節は、深く、しっかりと骨頭部が収まる形状になっています。だから、臼蓋が、しっかりと骨頭部分を受け止めて安定しています。しかし、女性の場合、股関節の臼蓋が、浅くて広い形状で、骨頭の柔軟性が保たれ、動き易い形状になっています。女性が、妊娠、出産をし易いような構造になっています。それ故、男性に比べて骨盤や股関節の歪みや不調が起こりやすくなってしまいます。
 身体の中でも特に負担のかかる働きの大きい部分に対して、体重が急激に増えたり、偏った身体の使い方や座っている時間が長くなったり、ハードな運動を続けるなどを行っていると傷害に繋がって痛みが出現します。痛みは、身体を守る信号なので、痛みを止めるだけの対処でなく、何故痛くなっているかを確認してください。正しい身体の使い方、食事《夜ご飯》、体重管理にも目を向けると状態の回復は、十分に期待できます。
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