一般的に運動すると筋肉の働きは、良くなるので、基礎代謝が上がります。また、筋肉量も増えると更に代謝は上がります。これらは、基礎代謝ですから、もっと身体を動かせば、消費カロリーはもっと増えるので、痩せ易くなります。加齢とともに減退していくと言われている内分泌系のホルモン作用が、身体を動かすことで活性化されていきます。その作用は、身体に成長ホルモンなどを外部投与するより、効果は大きいと言われています。身体を動かしてホルモン分泌を促すとアンチエイジングの効果もあるので、外部投与するより内分泌系の働きを活性化する方が、自然で綺麗に維持できます。
内分泌系を活性化するためには、有酸素運動より無酸素運動(筋トレ等)の方が効果が断然高いと言われています。その理由は、筋肉が強く収縮するときに分泌されるマイオカインというホルモン様の物質(生理活性物質)が、その強さに応じて色々な内分泌器官に働きかけるので、色々なホルモンの分泌を促進するからです。ですから、ホルモンの分泌が活性化されるので、皮膚の代謝もよくなるので美容効果はグッと引きあがります。
特に高齢になっても、若々しい方は、全身の肌にハリがあり、シミが少なく、姿勢も良いはずです。身体を動かさないで、身体からの外部の働きかけだけでは、そうはなりません。90歳を過ぎて活躍されている岸恵子さんや草笛光子さんは、そのよい例だと思います。二人とも欠かさずに運動を続けておられるので、いつまでも若々しく、背筋も伸びていますが、彼女たちより若い黒柳徹子さんの方が老けて見えます。
高齢の方の運動というとウォーキングや有酸素運動が中心になっていますが、高齢になってきたら、無酸素運動を積極的に行う方が元気に若々しい身体を造ることができます。当然、膝の痛みや腰や背中などの痛みも起こらないようになります。有酸素運動を中心に行っている方は、筋肉からのマイオカイン分泌を促すためにも筋トレを始めてみませんか?外見上10歳ほども若返ることは、不可能ではありませんよ。
by 珍香鈴
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