呼吸は、基本的に呼吸器の入り口の鼻で行わなければなりません。しかし、人の場合、話すという機能があるために便宜上「口呼吸」も可能ですが、呼吸機能と言う点では良くない呼吸法です。
 口呼吸で呼吸すると
 ① 風邪や感染症のリスクが上がり、免疫機能の低下
 
 鼻呼吸では「副鼻腔」というフィルターの働きにより、細菌やウイルスなどの異物を除去したり、乾燥した冷たい空気を加湿、加温した状態で体内に取り入れることができます。しかし、口呼吸では副鼻腔のようなフィルターの役割をする機能が備わっていないため、感染症や風邪などのリスクが上がってしまいます。
 ② 顔のバランスの崩れ、睡眠の質が低下
  顔貌のバランスを崩し、咬合問題を引き起こし、顔のシワやたるみになるだけでなく、睡眠中の気道を狭め、いびきや睡眠時無呼吸症候群などの障害にも繋がります。
 ③ 呼吸機能の低下
  自然のフィルターシステムが備わっていないために、肺や気管支への感染症リスクが高まるだけでなく、肺へ送られる空気も制限されるために肺の働きも低くなったり、肺炎や肺がんのリスクを高めてしまいます。
 ★自分が口呼吸なってしまっている場合の見分けるポイント
 
① 唇の乾燥
 ② 無意識に口が開いている
 ③ 朝起きた時に喉が痛い
 ④ 口臭が気になる
 ⑤ 舌の先が上あごについていない
 他にもありますが、上記を確認してみてください。
 特に「朝起きた時に喉が痛い」のは、睡眠の質にも影響し、免疫力の低下にも繋がってしまい、花粉症などのアレルギー疾患のリスクも跳ね上がってしまいます。
 
 最後になりますが、鼻呼吸をすることによって「細菌の侵入を防いで病気を予防してくれる」「舌根が気道を塞がないためいびきをかかなくなる」「加湿した空気が肺に入ることで、血流を良くして基礎代謝をあげてくれる」「正常な顔つきが保てる」などのメリットがあります。鼻から吸い込んだ空気は加温・加湿された空気はのどにとってやさしい空気になります。反対に鼻から息を吐き出す空気は、鼻やのどに適度な温度と湿度を与えてくれるので、感染症の予防にもなりますよ。
 by COMO
 
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