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筋肉

 筋肉と聞いてイメージするのは、割れた腹筋や腕の力こぶと思います。しかし、筋肉は、平滑筋と横紋筋に分けられて、横紋筋には心筋と骨格筋が含まれます。身体のほとんどが筋肉でできていて、内蔵や血管は平滑筋で、骨格筋は一般的にイメージされている「大胸筋」や「上腕二頭筋」などの身体を動かす筋肉となります。これらの筋肉は、自分の意思で動かすことの出来る随意筋と自分の意思では動かす事の出来ない不随意筋に分けられます。心筋や平滑筋は、不随意筋で自律神経によってコントロールされ、自動的に作用します。骨格筋は随意筋で、運動神経によってコントロールされていて、自分の意識で動かすことができるようになります。
 心筋は、骨格筋と同様に横紋を有しますが、自分の意思では動かせない不随意筋として作用するので平滑筋に似ています。平滑筋は、内臓の働きをイメージすると分かると思いますが、食事などの刺激に応じて勝手に運動をして、それぞれの臓器の作用をします。例えば、食べ物が胃に入ると消化、分解を我々の意思と関係なく、働いていて腸へ送っています。
 骨格筋は、筋繊維が平行に並んでいる紡錘状型で、伸縮機能が高く、動きの大きい筋肉と羽根のような形状をして、伸縮力はあまり高くないですが、強い力を発揮することができる筋肉にわけられます。紡錘状の代表的な筋肉が、ハムストリングスや上腕二頭筋で、羽状型の代表的な筋肉が、大腿四頭筋になります。筋肉の用途によって形状や働きが変わっています。この骨格筋の働きを落とさないようにすることが、健康を考えるうえでたいへん重要なことです。そして、骨格筋は随意筋なので、使う練習しないと使えなくなってきますが、使うように取り組むといつまでも使える組織なのです。高齢になると筋肉の機能が衰えて「サルコペニア」や「フレイル」といった言葉を耳にし、仕方がないと思っている方は多いですが、「年齢によるもの」と考えるのは間違いです。骨格筋は、老化の一番遅い組織なので、適切に動かす機会を作ることで働きは必ず向上します!
by COMO
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