卵は、タンパク質を多く含む食品です。かつては、コレステロールが多いと誤解され、「動脈硬化を起こしやすいから」と多食を避けられていた食べ物でもあります。しかし、現在では、卵を食べてもコレステロール値に変化はないことがわかっています。研究結果においても、卵を摂取しても血中のコレステロール値は上がらず、心筋梗塞の頻度も上がりませんでした。高齢者にとってマイナスに作用すると言われるロイシンについても、卵に含まれている程度の量は問題なく、逆に卵は、タンパク質のほかに天然の脂肪や、ビタミン、ミネラルの宝庫でもあるので、高齢者にはぜひ食べてほしい優秀な食材です。ただ、卵はカロリーが高いので一日に3個以上を食べるのは避けた方が良いようです。朝食にスクランブルエッグをパンにはさんで食べたのなら、夕食で食べることは控えた方が良いようです。
65歳以上になったら、冷蔵庫に長く置かれた食材だとか、消費期限や賞味期限の切れたものは食べないようにすべきです。消費期限内であっても、長期間保存できる食品の摂取は、控えたほうが良いようです。例えば、缶詰なども、「サバ缶」のように、いくら健康に良いとされるものであっても、年をとったら、できるだけ避けたほうが良いです。我々は、新鮮で自然な食材を食べるようにプログラムされている生き物です。旬の野菜や果物、魚市場から仕入れたばかりの魚のほうが、栄養素を効率よく、より早く吸収するのに適しています。
若いころであれば、体に十分な抵抗力がありますから、多少期限切れであったり、添加物などの健康に悪影響を及ぼす成分が使われていたりしても、体が排出できますが、年をとるにつれて、そうした毒素を取り除く能力は衰えていき、悪い成分に負けてしまいがちです。ですから、どの食品もできるだけ新鮮で低農薬、そして加熱調理などの加工もされていない食品を選ぶようにしてください。食べる量を減らして、食材の質にこだわっほうが、味もずっと美味しく満足度も高まりますよ。
by 珍香鈴
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