近年、「美尻」ブームによってお尻やお尻のトレーニングが脚光を浴びています。また、そのお尻や美尻にフォーカスしたパーソナルジムやトレーニング指導者の方も増えています。美しいお尻を作る為にトレーニングする事は良い事ですが、お尻をトレーニングする事には形を良くする他にも良い効果がある事をご存知でしょうか。
まず、お尻には、単一の筋肉として一番大きい大臀筋、その下に中臀筋や小臀筋があります。更に、その下に外旋六筋という骨盤と大腿骨を繋ぐ6つの筋肉があるので合わせるとお尻の部分で確認されているだけで9つ筋肉があります。例えば、大臀筋は膝の慢性障害の予防やアスリートなら膝周辺の負傷リスクを下げる事がわかっています。中臀筋・小臀筋は主に片足でのバランス機能に関係しているので、働きが良くなると捻挫の予防になったり骨盤を安定させて、腰痛の予防にも繋がる働きがあります。
そして、外旋六筋は、股関節周辺の動作では常に作用して股関節や骨盤の安定に作用して、骨盤と大腿骨の位置関係を保ってくれています。よく耳にする坐骨神経痛は、外旋六筋の中の梨状筋という筋肉が影響している事が多いです。
お尻の筋肉は、骨盤から大腿骨についているので「腰痛」や骨盤の歪みの予防や改善に効果的と言われています。いくつか理由を挙げると骨盤の過前傾を防いでくれたり、座る時間が長い等で循環が悪くなってしまうのを防いでくれるからです。 先述した坐骨神経の様に腰部に繋がる神経と密接な関わりがあるので臀部の筋の機能が高いと腰部の負担を減らしてくれます。ですから、腰の痛みがある時は、お尻を使う運動をしたりお尻のストレッチをしたりすると痛みが和らぐことが多いです。
しかし、お尻の筋肉は正しく使うのが難しいことが難点ですが、正しく使える様になると形も身体の機能も整う筋肉なので積極的にトレーニングしていただくと思わぬ良い効果が期待できますよ。
by スクープ
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